ウォッチガード、2025年第2四半期インターネットセキュリティレポートを発表:暗号化接続経由の回避型マルウェアが40%急増

ウォッチガード、2025年第2四半期インターネットセキュリティレポートを発表:暗号化接続経由の回避型マルウェアが40%急増

ウォッチガードは2025年第2四半期のインターネットセキュリティレポートを発表し、サイバー犯罪者が暗号化接続を利用したステルス戦術を採用していることを明らかにしました。マルウェアの70%が暗号化された通信経路を経由して配信され、回避型マルウェアは前期比で40%急増しています。これにより、従来のシグネチャベースの検知では脅威を捕捉しにくくなり、TLSトラフィック内の脅威検知能力向上と柔軟な保護戦略の導入が急務とされています。また、DNSベースの脅威も引き続き高い水準にあり、特にDarkGateリモートアクセストロイ(RAT)に関連するドメインやローダーマルウェアが確認され、DNSフィルタリングの重要性も強調されています。ウォッチガードCSOのコリー・ナクライナー氏は、暗号化チャネルに隠された脅威に対する高度な検知技術の必要性を指摘しています。

記事提供
WatchGuard
公開日
2025年12月06日